リウマチの症状はどのように進行していく?

笑う女性

リウマチの初期症状は、朝起きたら指が曲げにくくて、こわばって動かしにくいという症状で気づくことが多いです。
このこわばりは30分~1時間ほど続き、その後は普段通りに戻っています。
そして、このこわばりは右手だけや左手だけではなく、左右両方の指の関節で起きているということが大きな特徴です。

また、手の指の関節が腫れたり痛くなったりします。
指の痛む場所は爪に近い第一関節ではなく、指の真ん中辺りの第二関節であることがリウマチのポイントです。
そして、痛む場所は触ると柔らかい感触です。
ゴツゴツとして固ければ、リウマチは否定的で他の疾患である可能性が高くなります。

リウマチの場合は、手の指などの小さな関節から侵されることが典型的で、約半数のリウマチ患者さんはこのような手の指の症状が、「おかしいな」と思った一番最初の症状です。
しかし、中には手首と言う人も38%ほどいますし、足の裏や足の指と言う人も約25%ほどいます。
そのほか、ひざや肩や足首や肘の痛みや腫れや動かしにくさから始まる人もいます。

指の関節だけの症状ではなく、体がだるいとか微熱が続いている、最近体重が減っているといったことも起きてくるので、これらの症状も重要なポイントです。
関節の症状だけではなく、このような全身的な症状があるということを知っておきましょう。

関節が腫れたり痛んだりするのは、関節を包む関節包の中にある滑膜と言う部分が炎症を起こしているからです。

最初のうちは、関節を包む関節包の内側の滑膜が炎症を起こして厚くなります。
炎症のため関節内の水分量が増えます。
そのために関節が腫れて痛みをひき起こしているのです。

初期の段階から進行すると、増殖する滑膜が肉芽組織を形成して、骨や軟骨を侵食してきます。
このようになると軟骨が破壊されてきて、骨と骨の隙間が狭くなっているのがX線で見ると素人でも判るようになってきます。
さらに進行すると、関節が亜脱臼を起こしたり、骨と骨がくっついてしまったり関節の変形を来してしまいます。
ここまで変形すると、関節の可動性が失われてしまうので、日常生活でも何かと不便を感じるでしょう。

このように進行するまでに早く発見して早く治療しましょう。
今は、進行を抑えることもできるようになっています。

リウマチに抗生物質は効きません

リウマチになると、抗生物質などを服用したところで全く効かないばかりではなく、抗生物質の副作用で下痢をしたり、腸内の細菌のバランスが乱れてしまうだけです。
抗生物質は細菌感染の際に使う薬ですが、リウマチは細菌感染によって起きる病気ではありません。

また、抗生物質を長期間服用するというのは危険な要素も多々あるので、医師の指示がない限りは素人判断で抗生物質を長期間服用するのはやめましょう。
リウマチは、素人が自己判断をして薬を飲んで治療できる、というような類の病気ではありません。
専門医の治療を受ける必要性の高い疾患です。

関節が痛い時に、風邪が原因で関節が痛いのだろうと思って「取りあえず抗生物質でも飲んでおこうか」と思うのかもしれませんが、素人判断は禁物です。
また、近所の内科クリニックなどで上記のような症状で風邪だと診断されて抗生物質が出た場合も、効かないと思ったらそれ以上は服用することなく、リウマチ専門医のいる医療機関を受診しましょう。

リウマチは30歳から50歳代の女性に多い疾患です。
男女比は男性が1に対して女性は3~4と、圧倒的に女性に多いことが特徴です。
この年代の女性が、風邪のような体のだるさや微熱がいつまでも続いていて、関節の腫れや痛みやこわばりが左右両方の指で見られる場合は、リウマチ専門医の診察やリウマチ膠原病科などで診察を受けることをお勧めします。

お近くのリウマチ専門医は、日本リウマチ学会のホームページから都道府県別に検索ができるようになっています。
できればリウマチ専門医だけではなく、リウマチ指導医も取得している医師がベターです。

早期に発見して早期に適切な治療を受けることができれば、変形を来すこともなく一般の健康な人と変わらない生活が送れます。
自己判断で自己治療をするのではなく、早めに専門医の診察を受けましょう。

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